■平成20年度取組み内容
地元郡上産木材利用商品・コンパクトコテージハウス(デコハウス)の販路開拓を目的
 
る実証調査を実施。
市内集客施設へのモデルハウス設置。取組みE産業情報センターのコンシェルジュブー
 
として利用・顧客に訴求する。
住宅関連企業、直販等の市場可能性調査の実施
  モデルハウスの活用
・販売用モデルハウスとして展示
・地域活性化協議会の常設PRスペースとして
・道の駅の販売スペースとして使い勝手を検証
・郡上を訪れる人に細やかな地域情報サービス
 を提供する
コンシエルジュの活動拠点として

 DECOハウスによる新たなビジネスの可能性を探る

1.はじめに

 郡上市は日本を代表する清流長良川をはじめ多くの河川の源流域に位置し、面積の約9割が森林に覆われ、この豊かな森林資源を背景に林業が盛んな地域です。
 しかしながら、長引く木材価格の低迷など地域の林業をとりまく状況は非常に厳しい状況にあり、木材価格が安く、採算が合わないことから手入れされないまま山に放置され、森林が荒廃するという問題も生じています。
 こうした林業を取り巻く諸情勢は、一地域だけの問題ではなく国際経済が複雑に絡み合う問題でもあり、一朝一夕には解決しませんが、地域としてはこの資源を活かし、地域の産業活性化していかなければなりません。
DECOハウスはこうした地域の課題解決の一つの契機として、地域の資源を活かした新たなビジネスの可能性を探る試みとして取り組むものです。
 
2.基本方針(コンセプト)
単独の産業として多大な利益を生み、地域再生の切り札を期待するのではなく、現実的な視点に立ち、市場で進む大規模化、集約化とは別の、地域特性を踏まえた多様でコンパクトなビジネス展開の可能性を探る実証モデル事業として取り組みます。

3.DECOハウス開発思想
・郡上産の材を使用 ・郡上の製材工場で製材
・郡上の工務店で施工 ・シンプルな構造で木の魅力を活かす
・お手頃な価格 ・手軽に建設、手軽に撤去
環境負荷の少ない商品(分別・解体・廃棄・処分が容易)

4.販売戦略

単に商品として販売するだけでなく、消費者(購入者)のライフスタイル、営業スタイル等をプロデュースし、それに付帯して発生する様々な複合的な地域ビジネスを起こしていくことを目指し、以下の例に示すような活用・販売策を検討していく。
@自宅の庭や所有地に設置するセカンドハウスとして
 ・販売の中心的ターゲットは団塊の世代(おやじのプチ別荘・書斎)
 ・自宅の庭にユニック一つで簡単に設置(デリバリー)
Aあこがれの田舎暮らしを超低コストで実現
 ・コテージの販売にあわせて、設置できる場所を地元で斡旋。
 ・3〜5年程度の設置(借地)契約で、廉価で期限付き別荘地を確保
B老朽化によりリメイクを考えているキャンプ場等の再生ビジネス   
 ・利用効率の低いオートキャンプ場などに導入するなど検討し、極力設備投資を抑えた
  
生ビジネスをプロデュース。
 ・少ない初期投資でコテージ付きキャンプ場を新規に営業
Cその他
 ・道の駅、サービスエリア、店舗等の小規模販売(手作りパン屋など独立開業を小資金
  
目指す方等)スペースとして。
 ・市民農園(クラインガルテン)やオーナ制度を行っている棚田の脇などに物置兼休憩
  
所、活動拠点等として設置。観光農園等の事務所に
 ・旅館、民宿、ペンションの簡易な離れや活用スペースとして
 ・旅館やホテルなどのペット同伴可能なスペースの確保用として
 ・災害時の仮設住宅に。建設工事等の現場事務所に(環境に配慮した)

*「DECOハウス」はデリバリー・エコハウスの略で、郡上地域活性化協議会で命名したオ
 リジナルの呼称です。